2008年 03月 07日
京都 2008年1月下旬 「○○様、ご予約承りました。 では当日は12時までにご入店くださいますよう、お願い致します」 京都初日の昼食に、以前からずっと行きたかったお店の予約が無事取れた。 電話予約開始の日には わざわざ会社を休んで(爆)気合いを入れての電話だったけれど 残念ながら電話が繋がったときには夜はすでにいっぱい(涙)。 お昼の予約しか取れませんでしたが、行きたかったお店だったので とりあえず一安心♪ しかし旅行出発日の昼食ゆえ 交通機関のアクシデントに備えて早めに現地入りしておこうと 旅行当日は、朝8時03発ののぞみ107号で京都へ向かうことに。 遅れちゃイケナイ、というのももちろん理由のひとつだけれど 8:03発ののぞみは、じつは新型車両のN700系でちょっと乗ってみたかったのです(笑) (N700系の特徴。普通車は全窓際席にコンセントが設置。時代ですわぁ…) おりしもその日は、低気圧の影響で米原付近は大雪との車内アナウンス。 東京ではピーカンのいい天気だったのに 米原のあたりに差し掛かると天気はガラッと変わり、 あたり一面真~っ白の吹雪! のぞみも米原付近では徐行運転となり、 10分ほど新幹線も遅れる模様。 「早めの新幹線にしておいて良かったぁ・・・」 米原の雪景色に、京都の雪景色もすこーし期待したのですが 残念ながら?京都では積もっていないようで ちょっとガッカリしつつも 京都駅に着いてからは 元気な足取りでホテルへと向かいました。 関西へ来るといつも遊んでもらう神戸在住の友人とはホテルロビーで待ち合わせ。 彼女、じつは1週間前に沖縄のアッタへ行ってきたばかり。 南国の沖縄から底冷えの京都…。 風邪ひきませんように(^_^; チェックインにはまだ早い時間だったので、ホテルのクロークに荷物を預け 友人と2人でタクシーに乗り込みました。 向かった先はコチラ。 「祇園さ々木」さんです♪ タイミングよく入口の先で出迎えてくださった仲居さんに案内されながら暖簾をくぐると、 料理長・佐々木さんの大きな肖像画が玄関に飾ってありました。 そこで靴を脱ぎ(ブーツだったのでちょっとタイヘン) 床暖房のきいた室内へ。 1枚板の長いカウンターのある部屋へと案内されました。 正面奥には中庭があり、そのまた奥には個室があるようで、 ちょうど入口で一緒だった6~7名の和服姿の奥様方(新年の集いかしら?優雅だわぁ♪)が 奥の個室へと案内されていきました。 カウンター席のお客は私たちが一番のりだったため 中庭に一番近い奥の席へ。 12時頃にはほぼ全ての席が埋まり、いよいよ楽しみなお料理のスタート。 こちらのお店は、昼夜ともおまかせコースの1種類のみ。 全員に一斉にお料理をサービスする形のようです。 まず1品目は、寒い中お越しいただいたお客様に温まってもらおうと、 熱々のみぞれ仕立て。 お正月の鏡開きを意識して、揚げ餅が入っています サイの目に切られたカラスミの塩味がとってもいいアクセント。 2皿目 八寸は、「節分」をテーマに。楽しい♪ イワシの丸干し、五目豆、鯛の真子と、鯛?の昆布締め 手前の黒いのは丸かぶり寿司。ヒイラギを添えて。 これまた熱々の蕪蒸し。百合根、銀杏、木耳、菜の花。 お出汁がおいしい~~ 鰤のカブラ寿司風サラダ。 「鰤は浅漬けにした蕪と一緒に召しあがってみてください」とのことで 一緒にいただいてみたら、ものすごくよく合います。美味しい! 食事の最中、ふと窓の外を見ると 中庭に、雪がチラチラと 降ったり止んだり・・・。 そんな風流な景色をゆっくり眺めながら、次のお皿が出てくるのを待つ時間は とても満ち足りた気分になる、幸せなひととき。。。 ほうれん草の白和えと、うおぜの味噌漬け 白和え・・・思わず家で作るものと比べてしまいました。。。 野菜の切り方からして丁寧なんですよね…濃厚で舌触りもよくて、おいし~。 家でももっと丁寧に作らなくちゃ(^^; 白子と、お魚(名前失念)のおぼろこぶのすり流し ぐつぐつと煮えたぎった状態で出てきました。 ピりりと辛いのは原了郭の黒七味が入っているそう。 白子がものすごくクリーミー。た~っぷり入ってます。 濃厚でふんわり。あぁ、しあわせ~♪ 熱々のお出汁もふうふうしながら頂き、すっかり幸せモードに。 そして、炊いたおじゃこがたっぷりのった土鍋ご飯が ドド~ン!と登場♪ (もちろんこれは2人分じゃなくて、何名分かですよ・笑) 鮮やかなグリーンは三つ葉です。 お漬け物と… ご飯には炊いた湯葉も入っています。おいしい~ しっかりお代わりして、おこげもよそって頂きました。 デザートは5種。お好きなだけどうぞ、とのことなので しっかり全種類頂きました(*^^*) フルーツのカクテル、栗ぜんざい、黒糖のカラメルプリン、 蓮根の胡麻団子、バナナとチョコチップ入りのチーズケーキ。 もーう!どれも全部美味しいです(嬉)。 黒糖のやさしい味がするカラメルプリンもほろ苦の大人の味、 フルーツのカクテルにかかった生クリームはほんのり酸味がきいていて、サッパリした甘さ。 だけど中でも、蓮根のお団子が意表をつく仕上がりで、中にいろいろ入っているのです。 シャクシャクした舌触りを楽しみながら、とても美味しくて 全部ペロリと頂いてしまいました。 ***** こちらのお店、「予約が取りにくい店」として有名です。 私も今回、京都旅行を計画した段階でいろいろ調べて、 かなり気合いを入れて予約に臨んだのですが 残念ながら夜の部はタッチの差で撃沈(涙)。 しかたなくお昼にと相成った訳ですが、 でもこちらでの食事は、ワクワク感がいっぱい詰まった うわさ通りの良いお店でした。 食事はどちらかというと、正統派な懐石料理というより 創作系ですが、 どのお料理も美味しく、たいへん楽しい時間が過ごせました。 そして良かったなー、と感じた訳のひとつに 会話の内容から、常連さんも何組かいらしてたようですが おまかせのコース1つのみなので、サービスの仕方にも均一感があって 初めてでも、とても気が楽でした。 板さんの仕事ぶりはピシッとしていながらも 店内には居心地よい空気が漂い、落ち着いて食事ができました。 そして一度にワッと全員分の料理が登場して、配膳されるのは これはまた、なかなか華やかですね~。 フレンチで、メインのお皿を一斉にサーブしてくれるような感じというか(笑) お昼はほとんど裏の厨房で仕立てられてましたが、 それでもこれだけ華やかな印象なのに、 夜の部は、板前割烹の本領発揮、カウンターの目の前で ご主人佐々木さんが調理してくださるようです。 よく耳にする言葉。「佐々木劇場」 夜になったら、どんなにか楽しいでしょう。 次にまた京都へ来るときには、今度こそ夜の予約を取って ぜひ「佐々木劇場」リベンジしたいです。 いいお店でした。 ******** 「祇園 さ々木」 京都市東山区八坂通り大和大路東入ル Tel:075-551-5000 (予約は電話にて、一ヶ月前の同日朝9時より) 備考: そうそう。ご主人・佐々木浩さんがプロデュースする日本料理屋さんが 東京・六本木に3月にオープンするそうです。 それを聞いて、「えっ!行ってみたい」と当然思いました(笑) 京都へはなかなか行けないですものね。 だけど、お料理もさることならが、あの店の「空気感」が好きなので (お昼しか伺ってないのにナマイキなこと言っちゃってますが) 六本木での雰囲気は、どう映るんだろう?と、すこーし心配ではあります・・。 大好きな「京都の良さ」が少しでも 東京へやってきてくれると嬉しいのですが・・・。
by lilac283
| 2008-03-07 21:59
| -京都
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