旅のメモ帳

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2007年 03月 06日

御宿かわせみ② [2007.2.23]

さて。このお宿の最大の魅力。楽しみな夕食です。
夕食は早めの時間にお願いしました。
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お酒はあらかじめ、おすすめされた大吟醸「国権」を注文。
涼やかなガラスの酒器。

まずお箸染めの毛蟹蕪蒸しと会津のにごり酒
そして先付けのふきのとう豆腐
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蕪蒸しの上品なお出汁の味に心が弾む。
ふきのとう豆腐は、一口食べた瞬間
蕗の薹の爽やかな苦みが心地よく広がり
なめらかな舌触りと、口の中にふわっと春の味が広がって絶品。
生ウニと、東北の春の山菜こしあぶらが添えられています。
春の山菜は大好きなのでシアワセ^^
次のお料理に期待で胸がふくらみます。


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立春の盛り合わせ
仲居さんが、「お部屋の電気を消してもよろしいでしょうか」と
真っ暗になったお部屋に運ばれてきたのは
ぼんぼりの灯りに照らされた愛らしい盛り合わせ。
そう、ひな祭りのお膳なのです^^
よく見ると和紙ではなくお大根で作られたぼんぼりに、
男雛の中には菜の花のからすみ和え
中央の小皿はナマコを海鼠腸で和えたもの
桃の花が真ん中にちょことん添えられていました^^

ナマコは今までず~っと苦手だったのに
生まれてはじめて「美味しい!」と思えた一皿。
海鼠腸の濃密なお味と、お出汁と、すりおろした山芋がよくあってお酒が進みます。
予約時に苦手な食材の確認はありましたが、
敢えて伝えずにいた甲斐があったかもしれません。
でなければこんな美味は知らないままでしたものね。
(ま。自宅でのナマコの調理はまだ無理そうですが^^;)

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そして2月の特選料理のひとつ。「のどぐろ汲み湯葉 白味噌仕立椀」
お椀の蓋をあけると、裏には見事なカワセミの絵。
白味噌も、(京都の濃厚な白味噌仕立ても好きですが)もっと薄めの
ほどよい濃さ加減。
脂ののったのどぐろとお出汁とも口福なハーモニーを奏でています。
これには夫婦2人クチを揃えて
「ん~~~~、美味しい!」

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ヒラメとフグのお造り。
ヒラメは土佐醤油で。日本酒がすすんでしまいます(笑)

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お凌ぎの「いなり飯蒸し」
写真だとサイズがわかりにくいですが、
お稲荷さんは手まり寿司くらいの可愛い一口サイズ。

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別注の自家製からすみ。お大根とわけぎを添えて。
薄塩でとっても美味しかったです。
取り皿も、目に楽しい綺麗な青白磁です^^ 

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本日のメインディッシュ。「三陸産鮑とフグ白子の肝フォンデュ」
思っていたほど肝の苦みはせず、まろやかな味。(肝好きには少し残念?)
海老芋はタレが絡みやすいよう、軽く揚げてあります。
そのあとはお口直しのシャーベットでほっと一息(笑)

こってり系の肝フォンデュでお腹いっぱいになったあとは、サラリとした味付けの
「白魚の玉ジメ」(写真撮り忘れました…)と「氷室油目とうるいの梅あん掛け」
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ご飯には米沢牛が添えられ、さすがにお腹一杯でオットに半分お裾分けしました。
(あとこれ以外に甘味(バニラアイス等)がつきます)


今が旬のモノ、季節の走りのモノと日本料理らしい組み合わせと
味にも緩急あっていろいろ楽しめました。椀物が特においしかった~♪
2時間半かけてゆっくりと味わう、至福な時間。
お料理を彩る器も質の良いものが多く、眼福のひととき。

なにより、思いがけない雛の宴で
春の華やいだ気分も味わうことができました^^

ともすれば忙しさにかまけて季節感を失いつつある日常生活。
日本のお宿ならではの、季節感溢れるおもてなしは
春を寿ぐ優しい気持ちにさせてくれました。
季節事の行事で穢れを払い、無病息災を願いながら
春を待ちわびる、、、、
そんな古来からの風習も我家でも大事にしなきゃと
思えた楽しい時間でした。


夕食のあとはお布団を敷いて頂いて
(浴衣の替えが用意されていました)
お夜食用の小ぶりなおにぎりが入った竹籠を置いていってくださいました。


お腹いっぱいでも、コタツの中でぬくぬくしながら
「あれが美味しかったね!」とオットと話す時間は楽しいもの(笑)
普段忙しくて帰宅の遅いオットとゆっくり話せるのも久しぶり。
そうしてしばらく一休みしたあとは温泉へ。

月夜を眺めながらの湯浴み。
食事の時間が早かったせいか、貸し切りでした。
ふう~~、、、夜風に吹かれながらの露天風呂はやっぱり気持ちいい^^

パリッとした浴衣に着替え
そして、香炉に焚かれた香りに包まれて
満ち足りた眠りの中へと誘われました。。。
(雨の中の長距離運転、お疲れさまでした)
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by lilac283 | 2007-03-06 20:57 | ホテル・旅館(国内)


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